はじめてのIPv6 #50

公開日: 2013-06-29


NTTのフレッツ光を使っている。そういえばフレッツ光メンバーズ クラブなるポイントプログラムがあったようなと思って調べてみると 2,500ポイント貯まっていた。

忘れないうちにポイント交換でもしようと思い、出先のホテルからやってみたところ、フレッツ光回線からじゃないとだめとのこと。なんでこんな制限が、と思いつつも、一旦あきらめ。

自宅に戻ってやってみると、回線確認に失敗とのこと。えええ、フレッツ光からつないでいるんですけど?エラーページ [1] をよくよむと、どうやら IPv6 を使わないと駄目らしい。

なんでまたこんな制限が、と思いつつも、無線ルーター (Apple AirMac Extreme のちょっと古いやつ)の設定を変更して IPv6 を有効にしてみた。が、回線確認を試みると「IPv6リレーエラー」なるものが発生してしまい、(このエラーはAirMacユーティリティに表示される)回線確認は依然として失敗する。

仕方がないので、ネットを調べてみると、回線確認がうまくいかなくて困っている人はたくさんいる模様。中には3日かけて突破したという人 [2] もいれば、諦めて電話して書類を送ってもらったという人 [3] もいた。

3日かけた人の記事を読むと、PPPoE でフレッツ・スクエア(現在は「サービス情報サイト」に名前が変わっている模様)なるクローズなネットワークにつなげて、そこからできた、みたいなことが書いてある。

さっそく PPPoE の設定を変えて、サービス情報サイト www.v4flets-east.jp につなげてみると、そこには大した情報はなく(スピード測定の機能があったので試そうとしたら Javaプラグインを要求された。。)、ポイント交換のページにはたどり着けない様子。私の探し方が悪いのか、それともポイント交換はここからできなくなってしまったのか、どちらかは不明だが、この方針もあきらめ。

仕方がないので、フレッツ光のモデムに直接 PC をつないで、PPPoE 経由で(サービス情報サイトではなく)、普通にインターネットにつないで、回線確認を試みると、ようやく成功!

ではこのポイントを楽天ポイントに変えてみようとやってみると、楽天ポイントの口座番号が必要とのこと。手順に従って自動取得のリンクをクリックするとポップアップウィンドウが開いた。ここから楽天にログインすると、口座番号が表示される。で、さらにここからボタンをクリックすると口座番号が元のポイント交換ページにコピーされる仕組み。

なんだけど、この最後のステップが壊れていて、タイムアウトエラーになってしまう。ポップアップに口座番号は表示されているので、これを手動でコピペすればいいやと思ってやってみると、手入力は禁止されている。またなんでこんな制限が。。

というわけで、楽天ポイントはあきらめ。NTTの支払いをポイントで行うという選択肢があったので、こちらを選択。こっちはすんなり手続きできた。やれやれ。

結局、2,500ポイントを使うのに休日の朝を1時間も無駄にしてしまった。後から気づいたんだけど、この回線確認作業が私にとってはじめての IPv6 体験だったような気がする。それにしても、すごい yak shaving だ。時間を無駄にしたと言いつつ、難易度の高いゲームをクリアしたような妙な達成感が残ったのであった。

[1] https://flets-members.jp/pub/pages/lineAuth/auth_support.html
[2]  http://frank23110.blog134.fc2.com/blog-entry-1717.html
[3] http://takahitokikuchi.poitan.net/2012/08/29/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%84%E5%85%89%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E3%81%A7%E5%9B%9E/

Satoru Takabayashi