2009年11月21日
設定ファイルの整理 - zsh 編
以前からやろうと思って気になっていた、Unix環境の設定ファイルの整理を行いました。まずは zsh からです。
zshを使い始めたのは2000年頃なので、ほぼ10年使っていることになります。最初のうちはよく設定をいじっていましたが、ここ数年はほぼ放置の状態が続いていました。ひさびさに ~/.zshrc を見ると、だいぶ垢がたまっていました。
export LV='-Ou8' export PAGER='lv'
以前は Shift_JIS, EUC-JP, UTF-8 など、いろいろなエンコーディングのファイルが混在していたので、lv を愛用していました。が、最近のファイルは UTF-8 だけになったので less でよくなりました。
LANG=ja_JP.UTF-8 のように設定しておけば、 less で UTF-8 のファイルを表示できます。というわけで、PAGER=less に変更です。less なら大抵の環境で標準で入っているので安心です。
export CVSROOT=$HOME/cvsroot export CVS_RSH=ssh export RCSINIT=-zLT
CVSは使わなくなったので、これらの設定は削除です。最後の RCSINIT は何かと思ったら RCS が展開する $Id: ... $ という行でローカル時間を使うためのおまじないのようです。そういえば、 $Id: ... $ はカッコイイ!と思っていたものです。
export BIBINPUTS=":$HOME/share/bibdb:" export BSTINPUTS=":$HOME/share/tex//:" export TEXINPUTS=":$HOME/share/tex//:" export TTFONTS=":$HOME/share/ttf//:" export CMAPINPUTS="/usr/share/ghostscript/Resource/CMap//"
TeXの設定です。TeXもすっかり使わなくなったので、これらの設定は削除です。何やら昔は ~/share/tex にいろいろ入れてがんばっていたみたいです。
# 0:black 1:red,2:green,3:yellow,4:blue,5:magenta,6:cyan,7:white export LS_COLORS='*.jpg=32:*.png=32:*.gif=32:*.bmp=32' LS_COLORS="$LS_COLORS:*.avi=32:*.mpg=32:*.wav=32:*.mp3=32" LS_COLORS="$LS_COLORS:*.tgz=31:*.lzh=31:*.zip=31:*.Z=31:*.gz=31:*.bz2=31"
元々はどこからかコピーしたものと思われる、 ls の色づけの設定です。どうでもいいので削除です。
export PERL_BADLANG=0
ロカールの設定がおかしいときに Perl が表示する警告を黙らせる設定です。最近の環境で困ることはないので、削除です。
case "$TERM" in xterm*|kterm*|rxvt*) ... ;; *) ... ;; esac
環境変数 TERM に基づいて設定を変えています。kterm, rxvt にマッチさせるためにがんばっていますが、これらを使うことはもうなさそうですし、よく考えてみれば、if test $TERM != dumb で十分です。
などなど、不要になった設定を削っていったらだいぶすっきりしました。
まとめ
.zshrc の整理を行いました。ゴミが残っていても実害はあまりありませんが、余計なものがないほうが見通しがよくなるので、たまに棚卸するのは悪くないと思いました。