フリーソフトウェアと俗物図鑑

最終更新日: 2004-02-07 (公開日: 2004-02-07)


世界のソフトウェア特許の出願は年間100万件を超え、ありとあら ゆる標準規格には特許使用料が課せられるようになった。その結果、 特許に抵触せずにソフトウェアを開発することは事実上不可能とな り、長く続いていたフリーソフトウェア活動も終焉を迎えつつある。

そんな中、市民的不服従として匿名でフリーソフトウェアの開発お よび配布を行う活動、「アンダーグラウンドソフトウェア」活動が 高まりはじめた。これを危惧した当局が開始したのが DRM (Digital Restriction Management) の徹底である。OS・ハードウェ ア・ネットワークのすべてに当局の DRM の実施が義務づけられた。

こうして、(当局のDRM対応の) OSの上でフリーソフトウェアを動か すことも、ハードウェアにフリーソフトウェアのOSをインストール することも、ネットワークにフリーソフトウェアを接続することも 不可能となった。この仕組みを破ろうとする者は、 DMCA (Domination by Media Corporations Act) によって罰せられる。

こうした中で、有志の老年開発者が立ち上がり、押し入れから引っ 張り出した古いパソコンで往年のフリーソフトウェアのOSを動かし、 自由なコンピュータとネットワークを再建する活動が開始される。 しかし、まもなく、古いパソコンを所有していること自体が違法と なり、 彼らは社会から追われる身となった。結集した彼らは古いパソコ ンを持ち寄り「梁山泊」という名のビルに立てこもるが…。


以降は 俗物図鑑 の後半と同様の展開です。 ネットワークの自由が失われる話については CODE をどうぞ。


Satoru Takabayashi