キーボードを替えた。しばらくワイヤレスキーボードを使っていたが [1]、ふと思い立ち、有線キーボードに戻ることにした。
元々使っていた Happy Hacking Keyboard に戻るのもなんだかちょっとつまらないし、どれにしようかなーと調べ始めると、私の周りでは、東プレ REALFORCE が人気らしい。愛用者いわく、打鍵が軽やかで疲れにくいのだという。ちょっと触ってみると、確かにいい感じがする。
限定の静音モデルなるものもあるそうで、これを使っている同僚を見つけて触らせてもらうと、確かに、さらにいいもののような気がする。限定モデルで手に入りにくいけど、最近、また売ってるみたいですよ [2] とのこと。
一方で、Kinesisキーボード [3] のユーザも結構いる。これはかなり特殊な形のキーボードで、慣れるととても快適らしいが、慣れるまでが大変で、しかもかなりでかいし高い。さらに妙なものとしてはエスリルキーボード [4] なるものを使い始めた知人もちらほらいるが、これはもうキーボード道楽の領域に達している。
Kinesisキーボードの愛用者いわく、Kinesisは Cherry MXの茶軸というスイッチを使っているから、このキータッチがいいなら、FILCOの茶軸のキーボード [5] でも買えば?とのこと。
Kinesis のキータッチはなかなかいい感じだし、FILCO にするかなーと思ったが、試しにAmazon で「茶軸 キーボード」などと検索すると、FILCO のものとともに、Archiss というメーカーのもの [6] がでてきた。
Amazonの商品ページの最初に出てくる「キートップが飛びます」というレビューは気になるが、エスケープキーが赤い以外、FILCOのものと違いがあまりなさそうだし、こちらのほうが数千円安いから、これにすることにした。キートップが飛んでしまったらまた考えることにする。
というわけで、 昨日からこの Archiss のキーボードを使っている。キーストロークが深いキーボードでタイピングするのは久しぶりなので最初は違和感があったが、1時間もするとだいぶ慣れてきた。幸い、今のところキートップが飛ぶ様子はない。
メカニカルキーボード特有のカチャカチャとうい打鍵音を聞きながらタイピングしていると(それほどうるさくはない。これが青軸スイッチだとかなりうるさいらしい)、なんだかタイピングが速くなったような気がする。そこで、タイピングソフトを使って計ってみると、一つ前のキーボードで出した記録よりも一割くらい遅くなっていた。うーむ。
と、そんな風に一喜一憂していると、しばらく前に Happy Hacking Keyboard から REALFORCE に替えたという同僚が戻ってきた。REALFORCE は何がいいんすか、と聞くと、小指で押すキーが軽いのと、カーソルキーがあるのがいいんすよ、とのこと。
低レベルの技術にやたら詳しい氏は、カーソルキーなど使わない昔気質のハッカーというイメージが勝手にあったので、カーソルキーなんて使うんすかー、と聞き返すと、だって、ブラウザの中では結構カーソルキー使いますからね、とのこと。
ハッカーは至って現実的なのであった。
[1] http://0xcc.net/blog/archives/000227.html
[2] http://kakaku.com/item/K0000126464/
[3] http://www.edikun.co.jp/kinesis/
[4] http://www.esrille.com/keyboard/index.ja.html
[5] http://www.diatec.co.jp/products/det.php?prod_c=763
[6] http://www.archisite.co.jp/products/archiss/i-ttouch-keyboard/as_kb87/