2006年12月 5日
やっとくよ - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #2
学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の2回は、"Will do." を取り上げたいと思います。主語も目的語もなく Will と do とピリオドだけで構成される、テストでは 0点をもらいそうな表現です。
この表現に初めて出くわしたのは、私が出した "I think it would be good to handle this case (この場合も処理したらいいと思う)" といった感じのメールに対する返信の中です。
そのときの返事は "Will do." の一文しかなく、主語が省略されているため、肝心の「誰がやるのか」という点がはっきりせず、もしかして、 "You will do that (お前がやる)" だったらどうしようとかなり焦りました。結局、省略されていた主語は "I" で、 "I will do that (おれがやっとくよ)" という意味であることがすぐにわかって安心しました。
例)
Can you do this thing for debug binaries?
このやつ、デバッグバイナリにもやっといてくれる?
Will do.
やっとくよ。
Supporting regular expressions could be useful.
正規表現に対応すると便利かも。
Would be good.
いいんじゃない
日本語は主語が省略されるから難しいという話をたまに耳にしますが、英語でもこのような主語の省略は口語では頻繁に行われます。他にも、次のような省略もよくみられます。メールやチャットの返信を反射的に行いたいときに役立つ表現です。
Iなどの省略:
Will look into it (調べとくよ)
Will give it a shot (やってみるよ)
Itなどの省略:
Looks good (よさげ)
Sounds like a good idea (よさそうなアイディアだね)