2007年1月14日

問題を再現させる - 学校では教えてくれないバッドノウハウ英語 #5

学校では教えてくれないバッドノウハウ英語の5回は、"reproduce" と "reproducible" を取り上げたいと思います。バグ報告のやり取りの際に役立つ表現です。

 
エラーを再現させる、という意味での「再現させる」は英語では "reproduce" という動詞を使います。問題を再現させることはデバッグの基本ですが、報告を受けたバグが手元では再現しないことはよくあります。そのようなときは "I can't reproduce the error" (そのエラー再現できんかったよ) と相手に伝えるといいでしょう。

例)
I tried the same configuration you used, but couldn't reproduce it.
お前と同じ設定を試してみたけど、再現しなかったよ。

A way to reproduce the problem is to unplug the cable.
簡単に再現させる方法のひとつは、ケーブルを抜くことだな。

You might want to try this to reproduce the slowness.
遅さを再現させるにはこれを試すといいかも。


問題解決の際には、問題を再現可能なものとそうでないものを区別することが大切です。「再現可能」を英語で表現するには "reproduce" の形容詞形である "reproducible" を使います。簡単な使い方は "It is reproducible" (再現できるよ) です。

例)
The problem is easily reproducible with the test case.
このテストケースを使えば、この問題は簡単に再現するよ。

As expected, it's not reproducible on my machine...
予想通り、僕のマシンだと再現しないのであった。。

A reproducible test case would be very helpful.
再現可能なテストケースがあれば非常に役立つんだけど

問題の中には、どういうわけか人に見せようとすると解決してしまうものもよくあります。そういう場合は "It was 100% reproducible until you came here" (お前がやってくるまでは100%再現していたんだけど) などと言ってごまかすといいでしょう。